シリア سوريا
2011年にシリアで内戦が勃発して以来、シリアは世界最大の難民輩出国となり、2020年末までに680万人の難民を生み出しています。(情報源)
2016年、認定NPO法人難民支援協会(JAR)はトルコに逃れたシリア難民を日本の語学学校に受け入れる教育パスウェイズ・プログラムを開始しました。そして2017年には、日本国際基督教大学財団(JICUF)がシリア人学生を国際基督教大学(ICU)に受け入れるシリア人学生イニシアチブを設立しました。
2017年から2022年3月までの間に、これら二つのプログラムは31人のシリア人学生を日本に受け入れてきました(日本語学校25名、ICU6名)。2021年7月、教育パスウェイズ・プログラムをJARから引き継ぐために一般財団法人パスウェイズ・ジャパンが設立されました。2021年8月、アフガン政権が崩壊してタリバンが復権したことを受け、PJはアフガニスタンの学生も日本語学校プログラムに受け入れる決定をしました。
日本語学校プログラムは、2年間の日本語教育を実施し、日本への渡航費と学費を支給します。学生はアルバイトの紹介を受け、その収入で生計を立てます。シリア人学生イニシアチブは4年間の学部教育の機会を提供し、日本への渡航費、学費、寮費、生活費を支給します。日本語学校プログラムの卒業生の大多数が大学に進学しています。シリア人学生イニシアチブの第一期生は2022年6月に大学を卒業します。
日本語学校とICUが受け入れた学生のインタビューはこちらです。
<英語>
ラシャドさん(ICU、2018年〜2023年)2021年7月のインタビュー
<日本語>
ザカリッヤさん(日本語学校、2018年〜2020年)2022年1月のインタビュー
スザンさん(日本語学校、2018年〜2020年)2021年9月のインタビュー